試行錯誤の家庭菜園・晩秋編

晩秋の収穫野菜

丹波の黒豆(10月中旬~11月上旬)

丹波の黒豆です。晩生品種の大豆で、6月中旬以降に種蒔きを行います。育苗ポットで育てたものを、6月下旬頃に畝へ植え付けます。主枝が8枚程度展開したところで摘芯を行い、以降は脇枝を育てて行きます。写真のようにトマトやキュウリと相性が良いので畝端にコンパニオンプランツ(混植)すると良いですし、畦豆のように通路沿いに苗を植え付けて栽培することができます。

お盆過ぎに花が咲きだしてきます。この時期に水分不足だと莢の生育不良や空莢の原因となるので程よく灌水を行います。その後、莢が肥大するとともにカメムシなどの害虫が発生する場合もあるので、予防のため莢が小さな段階で農薬(スミチオン乳剤等)を散布し退治します。その他は、特に手間がかからない野菜です。栽培に関心があれば、左の画像をクリックしてみてください。

10月第2週前後から枝豆用として収穫していきます。この時期の極上の枝豆としてビールの相手に重宝しています。完熟させて正月の煮豆と使用しても美味しいです。最近は、もっぱら枝豆として消費しています。

写真は百合根ご飯です。丹波の黒豆と共に晩秋から旬にあたります。キノコなど旬の季節ものと一緒に五目御飯として炊き込みました。丹波の黒豆は別に茹でて、莢を剥いてご飯の彩として添えていただきました。

秋トウモロコシ(10月下旬~11月中旬)

秋トウモロコシです。90日程度で収穫できる中早生品種を選び、8月中旬頃に育苗ポットに種蒔きを行います。下旬から9月上旬に苗を畝に植え付けます。肥料食い野菜なので、シッカリと追肥を行い栽培します。台風の襲来による暴風のため全滅する場合がありますが、収穫時期の10月下旬から11月上旬頃は、昼夜の寒暖差も大きくなって甘味の強いトウモロコシが収穫できます。

夏の物よりも一回りほどサイズは小さくなりますが、とても甘味が強いトウモロコシです。写真のように塩茹でいただくと美味しいです。また実を解して、冷凍保存し、コーンクリームスープなどの具材としても重宝します。栽培に関心があれば、左の画像をクリックしてください。

塩茹でしたものをプライパンにアルミホイルを敷いて焼きトウモロコシとしていただくと良いです。醤油の香ばしい香りが最高です。

秋採りキャベツ(10月下旬~11月下旬)

秋から冬にかけてのキャベツは、早生、中生、中晩生、晩生と品種の異なる苗を数本ずつ購入し、9月上旬~中旬頃に畝に植え付けます。初秋は、他の品種よりも少し早く苗を植え付けた方が良いようです。根の再生力が強い野菜なので、数回中耕がてら追肥を行って栽培します。アオムシやヨトウムシが多発するので注意が必要です。

11月上旬頃から11月下旬頃にかけて早生品種「初秋」から収穫が始まります。

とても瑞々しくスライスの他、焼きそばやお好み焼きの具材として使用すると美味しいキャベツです。

秋採りレタス(極早生・中生シスコ)(10月中旬~11月中旬)

レタスも品種の異なるものを数本ずつ購入し、極早生は9月上旬、中生は9月下旬頃くらいに苗を植え付けます。ヨトウムシに要注意、数回追肥を行い栽培します。サラダなどに専ら使っていきますが、焼きそばの素材としても美味しいです。

三つ葉(10月上旬~11月上旬)

三つ葉は菜園周辺で自然生えしたものを収穫しています。自然物は、とても香りが良いです。 

ショウガ(10月中旬~11月中旬)

2014年初めて栽培に挑戦した野菜です。5月下旬から6月上旬の気温が高くなった時期に種イモを畝に植え付けます。あまり強い日当たりの場所で栽培するよりも、少し日陰となる区画で栽培した方が生育が良いようです。乾燥予防のため敷き藁も必要です。10月中旬頃になると茎葉が枯れてくるので、その時期を見計らって収穫します。おろしショウガの他、スライスし、漬物として重宝しています。